You Tranを活用したテレビ電話通訳研修会 2011

実施 

2011年2月3日(木)15:00-18:00 会場:シティラボ

【京都会場】主催 多文化共生センターきょうと 講師 高嶋

 

2011年2月3日(木)18:00-21:00 

【札幌会場】主催 エスニコ  講師 重野

 

2011年2月7日(月)18:00-21:00 

【伊賀会場】主催 伊賀の伝丸 講師 高嶋

 

実施あたっては、多文化共生センターきょうとから講師を派遣し、現在通訳派遣の活動を行っている京都・札幌・伊賀の3つのNPOで実施しました。

講座内容:通訳経験者・医療通訳経験者を対象に、電話通訳のコツや電話通訳特有のスキルについて集中的にレクチャーを行いました。

     医療通訳の現状と課題 なぜ電話通訳なのか?
     電話通訳の留意点
     通訳者の心得・倫理
     テレビ電話通訳ロールプレイ(オリジナルアプリ「you tran」利用)
                  利用機材:iPod touch, iPhone4


日本に住む外国籍住民が増加し、それに伴い医療現場での多言語対応も全国各地で広がりを見せています。多くのボランティア団体、NPO、行政で医療通訳 派遣システムの構築や、医療通訳者の養成も盛んに行われています。しかし、同行通訳の場合、通訳者やシステムが対応できる言語・地域・時間は限られてお り、依頼があっても対応ができない場合も少なくありません。そこで相手の顔を見ながら通話ができるiPhone, Androido携帯などのスマートフォン等を活用しビデオ通話研修会を実施しました!

 この研修は、通訳派遣を行っている京都・札幌・伊賀のNPOの共同実施で行いました。対応できない時間や言語は、他の地域の通訳者の方にフォローしていただくなど、地域を越えた通訳のネットワークの構築を目指しています。

 このようなテレビ通話を利用した通訳の取り組みは全国的に初めてでありますが、今回、この取り組みがどれだけ有効かをきちんと確認し、テレビ電話通訳の担い手となる通訳者の研修を行いたいと思っています。将来的には日本全国の通訳者、通訳派遣団体がつながり、自分の地域のサポートをベースに、全国のフォローができるような、仕組みを作り、利用者に使いやすい料金かつ、医療通訳としての仕事となる事業にしたいと考えています。